戦争が終わっても、オデュッセウスは故郷へ帰れなかった
トロイア戦争を終えたオデュッセウスの帰還には、約10年を要した。海上では怪物や魔女、誘惑する歌声に行く手を阻まれ、故郷イタケはなかなか近づかない。
現在のトルコには、トロイの城壁が残っている。ただ、都市が実在したからといって、木馬の作戦まで本当にあったとは限らない。
オデュッセイアを知る8つの記事

① 映画『オデュッセイア』は実話?神話と史実の境界を解説
映画の原作は、ホメロス作とされる叙事詩『オデュッセイア』。主人公オデュッセウスも実在したのだろうか。古代の人々が彼を英雄として祀った痕跡はあるが、それだけで本人の実在を証明することはできない。
神話と史実を知る →
② オデュッセウスの航海ルートを地図で解説|原作の旅をたどる
カリュプソのもとで7年間を過ごし、ようやく島を離れても、また嵐に遭う。キュクロプスやセイレーンとの遭遇も含め、トロイアからイタケへ帰り着くまでの15の寄港地を順にたどる。
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③ トロイア戦争は本当にあった?遺跡と史料から検証
トロイの遺跡には、何度も築き直された都市が重なっている。どの時代の城壁や焼け跡が、伝説の戦争の手がかりになるのか。遺跡、ヒッタイトの文書、ホメロスの叙事詩を照らし合わせ、それぞれの資料が語る範囲を確かめる。
トロイ遺跡を探る →
④ トロイの木馬とは?城を落とした仕組みと実在の根拠
城外に残された巨大な木馬を、なぜトロイア側は自ら城内へ運び込んだのか。『アエネーイス』第2巻では、ギリシャ軍が撤退を装って油断を誘い、夜に戻ってくる。木馬の中の兵と、城外の主力部隊がどう動いたかを5段階で追う。
木馬作戦を追う →
⑤ イリアスとオデュッセイアの違い|木馬はどちらに出てくる?
トロイア戦争を描く『イリアス』は、木馬が現れる前に終わる。では、陥落の場面は何を読めば分かるのか。戦争から帰還までの出来事を並べ、二作が語る部分と、ほかの作品が伝えた部分をたどる。
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⑥ オデュッセウスとは?策士としての功績と、指揮官としての失敗
軍が崩れかければ兵を呼び戻し、夜には敵陣へ偵察に入る。一方、帰路では自分の艦隊を失った。人物年表と関係図から、戦友や家族に囲まれたオデュッセウスの働きと過ちを見ていく。
人物年表と関係図を見る →
⑦ 映画と原作、どこが変わった?18項目で比較
木馬やキュクロプス、神々の登場、そして帰還後の結末。原作との違いを18枚の比較カードで確認しながら、筆者の鑑賞評を読む。結末に触れるので、映画を観た後にどうぞ。
映画と原作を比較する →
⑧ トロイア戦争時代の武器と鎧|出土品から装備を知る
猪の牙を並べた兜、青銅板を重ねた鎧、8の字にくびれた盾。ホメロスの描写に似た装備が、遺跡や古代の図像にも残っている。博物館の写真と注釈図で、形や材料を確かめる。
当時の装備を見る →地図と復元図について
航海図は、原作の出来事を時間順に並べたもの。登場する島々の多くは、現代のどこに当たるか分かっていない。遺跡の図では、発掘された部分と、復元や伝承による部分を分けている。
最初に読むなら
映画がきっかけなら、最初の「映画『オデュッセイア』は実話?」からどうぞ。原作の順番が気になる方は第5回、登場人物を知りたい方は第6回からも読めます。
企画・編集:軍研ノート編集部






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