エースコンバット8のおすすめパーツ|ミッション別の機体強化と組み合わせ──「最強構成」を探すより、足りない一点を埋めろ

公式サイトが紹介する特殊兵装の対地攻撃

エースコンバット8の強化パーツは、正直かなり奥が深い。機動性、速度、通常ミサイル、特殊兵装の弾数や誘導、さらには敵のステルス機の探知まで、いじれるところが山ほどある。

だからこそ、ネットで「最強パーツ構成」を探したくなる気持ちはよくわかる。私も最初はそうだった。ところが、遊び込むほどに思うのは、AC8のパーツに「どの任務でも最強」という正解はないということだ。実際、同じ機体・同じ任務で、パーツ1個だけを付け替えて効果を比べた検証は、私が探した範囲では見つからなかった。

その代わりにはっきりしてきたのが、「今の自分と機体に何が足りないか」を見極めて、その一点を埋めるパーツを選んだほうが、確実に強くなるということだ。

この記事では、AC8の強化パーツの仕組みを整理したうえで、「照準が追いつかない」「弾が足りない」「追いつけない」といった症状ごとのおすすめと、ミッション別の組み合わせ方をまとめる。私の感想と、ほかのプレイヤーが実際に使っている構成を交えて紹介していく。

この記事のポイント
目次

強化パーツの基本

格納庫で出撃を待つF/A-18C
格納庫で出撃を待つF/A-18C。機体選びはここから始まる。 AC8公式/©Bandai Namco Entertainment Inc.

BODY・ARMS・MISCの3種類

AC8の強化パーツは、大きく3種類に分かれる。

種類 何が強くなるか
BODY 飛ぶ速さ、ロールの安定性など、機体そのものの性能
ARMS 機関砲、通常ミサイル、特殊兵装の性能
MISC 敵のステルス機の探知や着氷の防止など、特殊な効果

付けられるパーツの数は機体ごとに違う。国内の攻略wikiでは、たとえばMirage 2000-5はARMSの枠が6つあるとされている。同じパーツ構成をどの機体にもそのまま載せられるわけではないので、乗る機体ごとに考え直す必要がある。

パーツも機体ツリーで買う

パーツは、機体と同じく機体ツリーでMRPを払って解放する。値段はパーツによって幅があり、安いものは1万MRPを切り、高いものは5万MRP近くになる。機体と機体のあいだにパーツが挟まっていて、それを買わないと次の機体に進めない場面も多い。

たとえばF/A-18CからF/A-18Eへ進むルートには、こんなパーツが並んでいる。

パーツ名 略称 名前から読み取れる効果
エルロン用補助加圧装置 ROLL+ 機体を傾ける速さ
軽量型ブレードディスク ACCEL+ 加速
フラップ用補助加圧装置 PITCH+ 機首を上げ下げする速さ
離陸重量増強改修(標準ミサイル用) MSL.PAYLOAD+ 通常ミサイルの搭載数
対地ミサイル用強化支持架 GND.PAYLOAD+ 対地ミサイルの搭載数
電子光学複合型対空照準システム AIR.RANGE+ 対空の照準・射程
投下兵器用ノイズフィルター BOMB.RANGE+ 爆弾系特殊兵装のロックオン性能
大規模運動能力向上化改修 ALL.MOB+ 機動性全般

効果の欄は略称から読み取ったもので、実際の上がり幅はゲーム内の説明で確認してほしい。名前がいちいち本物っぽくて、ミリタリー好きとしてはこのリストを眺めているだけでも楽しい。

ちなみに、オンラインモードでは機体のレベルを上げてパーツを解放する別の仕組みになっている。この記事で扱うのは、キャンペーンとフリーミッションのパーツだ。

序盤は「通り道のパーツ」から

序盤のMRPが少ない時期に、私がおすすめしたいのは「どうせ買う通り道のパーツ」から付けていくことだ。

機体ツリーでは、次の機体に進むためにパーツを買わなければならない場面が多い。たとえばF/A-18CからF/A-18Eへ進むなら、途中にロールやピッチ、機動性全般を上げるパーツが並んでいる。これは、F/A-18Cの「重さ」に悩んでいる時期にちょうど欲しくなる効果だ。どうせ通る道のパーツが、いまの悩みにも効く。こういう買い物は無駄になりにくい。

逆に、使う予定のない枝にあるパーツを、効果だけを見て買いに行くのは後回しでいい。パーツ代はかさむので、通り道と悩みが重なるところから埋めていくのが、序盤のMRPを溶かさないコツだ。

症状別|こんなときはこのパーツ

ここからが本題だ。「何が足りないか」ごとに、候補のパーツと、効いたかどうかを確かめる方法を表にまとめた。

困っていること 候補にしたいパーツ 効いたかを確かめる方法
旋回しても照準が追いつかない BODYの機動性(ロール・ピッチ・機動性全般) 同じ速度と高度で旋回して、照準の合わせやすさを比べる
空戦で通常ミサイル中心に戦っている ARMSの通常ミサイル系(誘導・飛ぶ速さ・搭載数) 同じ敵・同じ距離で、撃墜までに撃った本数を比べる
QAAMや6AAMを主力にしている 使う特殊兵装の弾数・誘導・速さを上げるもの 弾数、実際に撃てた回数、取り逃がした敵の数を見る
地上の密集目標を爆弾で処理したい 爆弾の範囲・搭載数・投下に関わるもの 同じ投下位置で、一度に壊れる目標の数を比べる
追撃任務で追いつけない BODYの最高速と加速 目標に追いつくまでの時間を比べる
Sランクを狙うと被弾が邪魔になる 装甲を強くするもの、自分を守る妨害装置 同じ任務で、受けたダメージと結果画面の評価を比べる

照準が追いつかないなら、まず機動性

一番多い悩みは、たぶんこれだ。敵の後ろについたのに、旋回が足りなくて照準が追いつかない。

海外の掲示板でパーツの話題になると、機動性を上げるBODYパーツを推す声がいくつも出てくる。最高難度でSランクを狙う攻略ガイドの構成にも、機動性のパーツが入っていた。

私の感覚でも、AC8の機体の「重さ」に悩んでいる人ほど、機動性のパーツの効果を実感しやすい。初期機のF/A-18Cも、機動性のパーツを足していくうちに手に馴染んでいった。

ただし、照準が追いつかない原因が、そもそも速度の出しすぎということもある。速いほど旋回の円は大きくなる。パーツを付ける前に、一度減速して旋回してみてほしい。それで解決するなら、パーツは別のところに回せる。

特殊兵装の弾が足りないなら、弾数

出撃を待つ機体のミサイルと爆弾
出撃を待つ機体のミサイルと爆弾。公式の「特殊兵装2種搭載」の紹介より。 AC8公式/©Bandai Namco Entertainment Inc.

特殊兵装を2種類積むようになると、それぞれの弾数が減る。ここでパーツの出番になる。使う特殊兵装の弾数を増やすパーツを付ければ、2種類積んでも弾切れしにくくなる。

たとえばミッション16の周回で6AAMを主力にするなら、6AAMの弾数や誘導に関わるパーツを優先する。主力にする特殊兵装が決まっているなら、そこにパーツを集中させるのは理にかなっている。

追いつけないなら、速度と加速

ミッション15のような追撃任務では、機動性より速度と加速がものを言う。海外では、ミッション15を速度と加速のパーツを足した機体で突破したという報告がいくつかある。Su-57に速度系とミサイル系のパーツを組んで攻略したという人もいた。

逆に、ミッション9でA-10に乗って苦戦し、速度と加速の大切さを思い知ったという書き込みもあった。速さが足りない機体にパーツで足すか、そもそも速い機体に乗り換えるか。任務に合わせて考えたい。

MISCパーツは「刺さる任務」で使う

MISCは、敵のステルス機を見つけやすくしたり、着氷を防いだりといった特殊な効果のパーツだ。BODYやARMSと違って、どの任務でも効くタイプではない。

だから私は、MISCは「その効果が刺さる任務」でだけ付けるようにしている。ステルス機が相手の任務なら探知のパーツ、雲の中を飛ぶ場面が多い任務なら着氷の対策、といった具合だ。AC8は雲が視界や戦い方に絡んでくる場面があるので、任務の中身を見てから選ぶといい。

パーツでは直らないこともある

最後に、パーツで直らない悩みについても触れておきたい。

護衛対象を守れない、目標の取りこぼしが多いといった悩みは、パーツより目標を倒す順番の問題であることが多い。敵を追い越してしまう、地面にぶつかるといった悩みも、パーツより飛び方で直ることが多い。このあたりはAC8の操作設定で詳しく書いた。パーツを足す前に、一度「これは本当に性能の問題か」を考えてみてほしい。

通常ミサイル派か、特殊兵装派か

パーツの話で一番面白いのが、ここで意見が割れることだ。

海外の掲示板では、ARMSの枠をほとんど通常ミサイルの強化に回している人がいる。通常ミサイルは弾数が多く、どの機体でも撃てるので、そこを強くすれば手数で押せるという考え方だ。

一方で、特殊兵装の弾数や性能に枠を回す人もいる。特殊兵装は一発の威力が大きいので、そこを伸ばしたほうが効率がいいという考え方だ。

さらに面白い指摘もあった。通常ミサイルの威力を上げても、撃墜に必要な本数が変わらない敵がいるなら、その強化は意味がない。だったら別の効果を選んだほうがいい、という意見だ。ただ、言った本人も「どの敵で本数が変わるのかは確かめていない」と留保していた。

私はどちらかというと、任務によって切り替える派だ。空戦が中心で敵の数が多い任務なら通常ミサイル、地上の密集目標や大型の敵が中心なら特殊兵装。そして「威力を上げても撃墜に必要な本数が変わらない」なら、その枠は別の効果に回す。これを自分で確かめられれば、ネットのおすすめ一覧よりずっと自分に合った構成になる。

ミッション別の組み合わせ例

公式サイトに掲載された対地戦
公式サイトに掲載された対地戦。並んだ地上目標への攻撃を紹介している。 AC8公式/©Bandai Namco Entertainment Inc.

ここまでの話を、任務の種類ごとにまとめておく。あくまで考え方の例なので、乗る機体の枠の数に合わせて調整してほしい。

任務の種類 BODY ARMS MISC
空戦中心 機動性 通常ミサイルの誘導・速さ、QAAMなど対空特殊兵装 敵の探知
対地中心 安定性・機動性 爆弾やAGMの範囲・搭載数 被弾を減らすもの
追撃任務 最高速・加速 通常ミサイルの射程・速さ 必要に応じて
Sランク周回 機動性 主力の特殊兵装の弾数 被弾を減らすもの(装甲・妨害装置など)

どのパーツがBODY・ARMS・MISCのどれに入るかは、ゲーム内の説明で確認してほしい。

最高難度のSランク向けのガイドでは、FA-36にSODを積んで、爆弾の威力や投下に関わるパーツを組み合わせた構成が紹介されている。周回する任務が決まっているなら、こうやって「その任務専用」に寄せた構成を作るのが一番効率がいい。

パーツの効果を自分で確かめる方法

パーツの効果が気になったら、自分で確かめてみるのが一番確実だ。私がパーツを試すときは、こういう手順を意識している。

STEP
同じ機体、同じフリーミッション、同じ難易度、同じ兵装でそろえる
STEP
まず確かめたいパーツを外して飛ぶ。

次に、そのパーツ1個だけを付けて飛ぶ。ほかのパーツは変えない

STEP
比べるものを決める。

旋回なら照準の合わせやすさ、ミサイルなら撃墜までの本数、爆弾なら一度に壊れる目標の数

STEP
何回か繰り返す。

1回だけだと、たまたまうまくいっただけかもしれない

STEP
外した状態にもう一度戻して飛んでみる。

慣れて上手くなっただけなのか、パーツが効いたのかを見分けるためだ

一番やりがちなのは、パーツを一度に何個も入れ替えてしまうことだ。それだと、どのパーツが効いたのかわからない。試すときは1個ずつ。地味だが、これが一番の近道だ。

実機の改修も「足りない一点を埋める」作業だった

那覇基地で離陸するF-15J
那覇基地で離陸するF-15J。F-2Aと並ぶ、日本のプレイヤーに馴染み深い翼だ。
写真:Balon Greyjoy/Wikimedia Commons/CC0

パーツで機体を仕立てていると、どうしても実機の改修の歴史を思い出す。

零戦は、二一型から三二型に改良されたとき、主翼の端を切り詰めた。速度や、高速で機体を傾ける性能を上げるためだ。ところが三二型は燃料の搭載量が減り、航続距離が短くなってしまった。ちょうどガダルカナルをめぐる戦いの最中で、ラバウルから長い距離を飛ばなければならなかった現場には、これが重くのしかかった。その後の二二型では主翼を元に戻し、燃料を増やしている。

ある性能を上げれば、別の何かを失うことがある。だからこそ、自分の任務に何が足りないのかを見極めてから手を入れる。80年前の設計者が悩んだことと、AC8でパーツの枠に悩むことは、根っこのところで同じだ。零戦の型の違いは零戦は本当に最強だったのかで詳しく書いている。

現代の航空自衛隊でも、F-15Jは近代化改修を重ねて、いまも第一線を飛んでいる。古い機体に新しいレーダーやミサイルを積んで、足りない部分を補っていく。これも、パーツで機体を延命させる発想そのものだ。F-15Jの近代化改修とF-15JSIとF-15EXの違いで解説している。

模型でも「改修」を楽しむ

実機の改修の歴史を知ると、模型でも型の違いを作り分けたくなる。零戦なら、翼の形の違いを見比べるだけでも面白い。

近代化を重ねてきたF-15Jも、大きなスケールで作ると迫力がある。

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よくある質問

一番おすすめのパーツは?

一つには決められない。照準が追いつかないなら機動性、特殊兵装の弾が足りないなら弾数、追いつけないなら速度と加速、というように、困っていることに合わせて選ぶのが確実だ。

パーツはどこで手に入る?

機体ツリーでMRPを払って解放する。機体と機体のあいだにパーツが挟まっていることが多く、値段は1万MRPを切るものから5万MRP近いものまで幅がある。

パーツはいくつ付けられる?

機体ごとに付けられる数が違う。たとえばMirage 2000-5は、国内の攻略wikiでARMSの枠が6つあるとされている。

通常ミサイルと特殊兵装、どちらを強化すべき?

プレイヤーの間でも意見が割れている。空戦で敵が多い任務なら通常ミサイル、大型の敵や地上の密集目標が中心なら特殊兵装、と任務で切り替えるのが私のおすすめだ。

オンラインのパーツはキャンペーンと同じ?

オンラインモードは、出撃して機体のレベルを上げるとパーツが解放される別の仕組みになっている。この記事は、キャンペーンとフリーミッションのパーツを扱っている。

まとめ|パーツは「足りない一点」を埋めるために使う

AC8の強化パーツに、どの任務でも通用する最強構成はない。照準が追いつかないのか、弾が足りないのか、追いつけないのか、被弾が多いのか。まず自分が何に困っているかを見極めて、その一点を埋めるパーツを選ぶ。それが一番確実に強くなる方法だ。

そして、気になるパーツは1個ずつ付け外しして確かめる。地味だが、ネットのおすすめ一覧を丸写しするより、ずっと自分に合った機体ができあがる。

機体選びはAC8のおすすめ機体、特殊兵装の使い分けはAC8の特殊兵装一覧、発売後の評価やアップデート情報はエースコンバット8の最新情報まとめにまとめているので、あわせてどうぞ。

これからジョーカー隊に入隊する人は、まずここから。

最後まで読んでくれてありがとう。パーツの組み合わせを考えながら、これを飲んで次の出撃に備えている。

出典・参考資料

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この記事を書いた人

軍研ノート編集部のアバター 軍研ノート編集部 自衛隊・兵器 / 戦史 / サバゲー

自衛隊で6年間勤務した編集長を中心に、自衛隊時代の仲間やサバゲーを通じた知人と記事を制作。経験と公開資料をもとに、装備の仕組みや歴史、その背景にある人々の工夫を掘り下げています。「かっこいい」から、その先の理解へ。編集長のプロフィール → 運営・編集方針

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