戦艦大和のプラモデルの選び方|1/700の37cmから1/350の75cmまで──「いつの大和か」と「塗るかどうか」で、最初の1隻はこう決める

戦艦大和の模型を縮尺と作り方で選ぶガイドのイメージ

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模型店の艦船の棚で、いちばん場所を取っているのはたいてい大和だ。フジミの箱、タミヤの箱、ハセガワの大きな箱。同じ大和なのに、片手で持てる箱から、両腕で抱えて帰るような箱まで並んでいる。箱絵はどれも灰色の巨艦が波を切って進む絵で、ぱっと見では違いがわからない。

けれど、中身はかなり違う。縮尺が違えば、完成したときの長さは倍も変わる。同じ1/700でも、塗らずに組めるキットと、塗るのが前提のキットがある。さらに大和の場合は、「いつの大和か」でも形が違う。1941年に完成したときの大和と、1945年4月に沖縄へ向かったときの大和は、甲板の上の景色がまるで別物だ。

この記事では、大和のプラモを縮尺、年代、作り方の3つで比べて、最初の1隻をどう決めるかを書く。結論を先に言うと、初めてならフジミの艦NEXTの大和でいい。そのうえで、どこに飾りたいか、どの時代の大和が好きかで、ほかのキットを選ぶ理由が出てくる。

この記事の結論
目次

結論:大和のプラモはこう選ぶ

いま手に入れやすい大和のキットを、縮尺の小さい順に並べておく。

1/700だけで3つあるのは、1/700が艦船模型のいちばんの主戦場だからだ。ここで見てほしいのが「登場した年」の列で、タミヤのウォーターラインの大和と、フジミの艦NEXTの大和では17年の差がある。プラモは金型が新しいほど、部品の合いや細部の表現が良くなっていく。戦闘機のプラモでも同じ話を戦闘機プラモデル初心者のおすすめで書いたが、大和も箱の名前より、金型の年を見たほうが失敗しにくい。

大和はどこまで大きくなるか

大和の全長は約263mある。これを縮尺で割ると、完成したときの長さが出る。

縮尺全長の目安置き場所の感覚
1/700約37.5cm本棚の1段。A4の紙の長いほうより8cmほど長い
1/450約58.5cm棚の天板やサイドボードの上
1/350約75cm専用の場所が要る。ケースに入れるなら80cm級
1/250約105cm週刊の分冊百科で作るような大きさ
1/144約183cmガンプラと同じ縮尺。人の背丈を超える
1/10約26.3m呉の大和ミュージアムにある模型

数字を見ると1/700と1/350は「長さが2倍」なだけに見える。ところが模型は幅も高さも2倍になるので、体積で言えば8倍だ。箱を店で受け取った瞬間に、その差を思い知る。1/350の大和は、作る時間よりも先に「どこに置くか」の答えを用意しておかないと、完成したあとで行き場をなくす。

逆に1/700は、ほとんどの家で置き場所に困らない。本棚の1段に収まり、横にもう1隻並べる余裕もある。最初の1隻を1/700にすすめる理由の半分は、この置きやすさだ。

ちなみに1/144の大和は、実在する。フジミが20年ほど前に100体限定で作った全長約180cmの大和で、2025年と2026年の静岡ホビーショーで展示されて話題になった。ガンプラと同じ縮尺で大和を作るとこうなる、という見本としては、これ以上わかりやすいものはない。

大和の模型の完成全長を比較。1/700は約37.5cm、1/450は約58.5cm、1/350は約75cm。A4用紙と30cm定規を併記。
上段は同じ縮尺、下段は大型模型だけを別の表示縮尺で比較した模式図です。 図を拡大する

「いつの大和か」で甲板の景色が変わる

大和は1941年12月に呉で完成し、1945年4月までの3年あまりの間に、何度か姿を変えた。いちばん大きく変わったのは、飛行機から身を守るための対空兵装だ。

時期副砲甲板の様子キットの箱の書き方の例
竣工時(1941年)15.5cm三連装砲塔が4基。前後と左右に1基ずつ機銃は少なく、すっきりしている竣工時
1944年左右の2基を下ろし、前後の2基に空いた場所に高角砲と機銃が増える捷一号作戦、昭和19年
1945年4月前後の2基舷側の三連装機銃がさらに増え、甲板は機銃で埋まる天一号作戦、昭和20年、最終時

キットの多くが1945年の姿を選んでいるのは、その姿がいちばん知られているからだと思う。映画でも資料でも、大和と言えばまず沖縄へ向かった最後の姿が出てくる。資料も作例も多いので、迷ったら1945年の姿でいい。

ただ、私は竣工時の大和にも惹かれる。機銃が少ないぶん、木の甲板と灰色の船体の対比がはっきり見えて、設計した人たちが思い描いた「本来の大和」に近い姿だからだ。フジミの艦NEXTには、竣工時の大和を再現した版もある。2隻目にこちらを作って並べると、たった3年あまりで戦争が艦をどう変えたかが、手のひらの上でわかる。

1944年の姿は、レイテ沖海戦のころの大和だ。大和が生涯でただ一度、敵の艦に主砲を撃ったサマール沖海戦もこの時期にあたる。その経緯はサマール沖海戦の解説とレイテ沖海戦の解説に書いた。大和そのものの性能や生涯は戦艦大和の解説にまとめている。

大和の1941年竣工時と1945年4月の上面模式図。副砲4基から左右の2基がなくなり、高角砲と機銃が増える。
主砲3基は共通。機銃の点は配置と密度の違いを示し、実際の基数は表していません。 図を拡大する

1/700で選ぶ:塗らずに作るか、塗って作るか

最初の1隻ならフジミの艦NEXT

艦NEXTは、色分けされた部品をはめ込んでいくだけで組み上がる、フジミの1/700のシリーズだ。大和はそのNo.1で、2015年に新しく設計された。

いいところは、塗らなくても大和らしく見えることだ。船体は呉で使われた軍艦色をイメージした専用の灰色で成形されていて、艦載機は濃い緑の部品で別に入っている。主砲は上下にも左右にも動き、46cm砲の砲口は穴が開いた形で再現されている。艦橋はスライド金型という作り方で継ぎ目が目立たないようにしてあり、煙突の格子もちゃんと抜けている。主砲の防水キャンバスや軍艦旗、菊水のマークは、切り抜き済みのシールで貼れる。

もう1つ便利なのが、喫水線から下の部品を外せば、海の上に浮かぶ姿でも作れることだ。艦底まであるフルハルで台座に載せるか、洋上の姿で作るかを、組みながら決められる。黒い展示台も付いている。

気をつけたいのは、接着剤が要らないとはいえ、細かい部品は多いことだ。ニッパーとピンセットはあったほうがいい。機銃の弾薬箱などのおまけの部品は接着式なので、接着剤を使わずに終わらせたいなら、おまけは使わなくてかまわない。

走る姿で飾るなら波シリーズ

2025年にフジミが始めた波シリーズは、艦NEXTと同じく色分け済みで、接着剤なしで組めるスナップ式のキットに、海面のベースを付けたものだ。大和はその第1弾で、1945年4月の天一号作戦の姿になっている。

このベースがいい。透明な青いプラスチックで、艦首が立てる波、舷側の波、スクリューがかき回す航跡までが立体で作ってあり、載せるだけで大和が海を走り出す。ベースを含めた完成サイズは長さ約40cm、幅約13cm。本棚に置くと、そこだけ海になる。

艦NEXTとどちらにするか迷ったら、飾り方で決めるといい。台座の上で船体の形を見せたいなら艦NEXT、走っている場面を飾りたいなら波シリーズだ。木甲板のシールが付いた特別仕様もあるので、甲板の色を手軽に上げたい人はそちらを探してみてほしい。

塗って作るなら、艦隊で並べるならタミヤのウォーターライン

ウォーターラインシリーズは、タミヤ、アオシマ、ハセガワの3社が、喫水線から上だけの1/700の艦船を同じ考え方で作ってきたシリーズだ。大和はタミヤの担当で、いまのキットは1998年に作り直されたものになる。完成全長は375mmで、沖縄へ向かった最後の姿をもとにしている。

塗装も接着剤も必要なぶん、自分で色を選び、手を入れる余地が大きい。主砲の砲身は1本ずつ別の部品で、測距儀やジブクレーンのような細かい部品もある。

このシリーズの強みは、並べやすさだ。2025年7月には、天一号作戦で大和と一緒に出撃した10隻をまとめた「大和最後の決戦《菊水作戦BOX》」が限定で再販された。大和と軽巡洋艦の矢矧がタミヤ、駆逐艦8隻のうち6隻がアオシマ、2隻がハセガワのキットだ。3社のキットが1つの箱に入っていても並べて違和感がないのは、ウォーターラインが50年以上、同じ規格で作られてきたからだと思う。限定品なので、見つけたら手に取ってみる価値はある。

金型は艦NEXTより17年古いので、細部の彫刻や部品の合いは一歩ゆずると考えておいたほうがいい。それでも、塗る楽しさを覚えたい人や、艦隊をそろえたい人には、いまでもいちばん堅実な選択だ。

艦船の1/700をもう少し広く選びたい人は、初めての艦船プラモで大和以外の候補も比べている。

1/450で選ぶ:ハセガワは「ちょうど中間」

1/700では物足りないが、1/350は置き場所がない。そういう人のための縮尺が、ハセガワの1/450だ。2013年に新しく設計されたキットで、完成全長は約58.5cmある。1/700より一回り大きく、細部がぐっと見やすくなる一方、1/350ほど場所を取らない。

部品は200点を超えるが、作る人のことをよく考えたキットだ。主砲塔や砲身、艦橋の上部、測距儀、12.7cm高角砲、カタパルト、舵まで動かせる部品が多く、船体を組むときに形を整えるための補助の部品も入っている。大きな艦船を初めて作る人でも、船体がゆがみにくい。艦載機は零式三座水上偵察機が2機付く。

ハセガワは、このキットをもとに記念の限定版や、細部を作り込むための部品を足した版をたびたび出している。通常版のZ01は1945年の第2艦隊旗艦を再現している。限定版を買うときは、箱の副題で「いつの大和か」を確かめたい。

ハセガワの1/450には、大和型の3番艦から空母になった信濃もある。同じ船体から生まれた2隻を同じ縮尺で並べられるのは、1/450ならではの楽しみだ。信濃がなぜ空母になったのかは空母信濃の解説に書いた。

1/350で選ぶ:タミヤの大和は、飾る場所ごと買うキット

大和のプラモの本命と言えば、タミヤの1/350だ。2011年に発売され、完成全長は752mm、全幅は111mm。1945年4月、対空兵装を大きく強化した沖縄特攻のときの姿を再現している。

1/350になると、1/700では表現しきれなかったところが一気に見えてくる。船体には外板の継ぎ目が彫ってあり、錨の鎖とスクリューの軸は金属の部品だ。艦橋上部や後部マストのレーダー、ハシゴ、クレーンには、薄い金属板を切り抜いたエッチングパーツが付く。艦底まで作るフルハルと、喫水線から上のウォーターラインのどちらでも組める。大和の解説をまとめた32ページの資料集が入っているのも、タミヤらしい。

さらに上を目指す人のために、タミヤは木甲板のシートや、46cm砲の金属の砲身と砲弾のセットも別に出している。最初は箱の中身だけで作り、2隻目や手直しのときに足していけばいい。

1/350で大和と並べたいなら、同じタミヤの武蔵がある。2013年の発売で、完成全長は751.5mm。1944年10月の捷一号作戦、つまりレイテ沖海戦のときの姿だ。零式水上観測機と零式水上偵察機が2機ずつ、カッターが4隻付く。75cmの戦艦が2隻並ぶと、部屋の空気が変わる。そのぶん、2隻分の場所とほこり対策は覚悟しておきたい。武蔵の生涯は戦艦武蔵の解説にまとめた。

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色と道具:大和は「呉の灰色」で塗る

大和は呉海軍工廠で造られた。日本海軍の艦の灰色は、造った工廠によって少しずつ色味が違ったと考えられていて、タミヤのアクリル塗料にもそのための色がある。大和の船体ならXF-75の呉海軍工廠グレイ、甲板ならXF-78の木甲板色が出発点になる。

面白いのが武蔵だ。武蔵は呉ではなく、三菱の長崎造船所で造られた。フジミの艦NEXTの武蔵には「明灰色仕様」という版があり、大和より明るい灰色で成形されている。同じ大和型でも、生まれた場所で色が違う。並べたときにその差が出るのが、艦船模型の奥深いところだ。

道具は、1/700なら最低限ニッパーとピンセットがあればいい。大和の機銃や高角砲は、1/700だとごま粒のような大きさになる。指でつまむのはほぼ無理なので、先の曲がったピンセットが1本あると作業が見違える。

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塗るときに必要になる道具はミリタリープラモデルの道具一式にまとめた。艦船ならではの道具の話もしている。

大和型を並べる:武蔵、信濃、そして長門

大和を1隻作ると、たいてい隣に何かを置きたくなる。並べる相手で、見えてくるものが変わる。

並べる相手見どころ詳しくは
武蔵同じ形の姉妹艦。造った場所、灰色の色味、最後の戦いが違う上の1/350の節
信濃船体は大和型、上は空母。同じ設計から生まれた別の艦上の1/450の節
長門41cm砲と46cm砲。「国民の戦艦」と「秘密の戦艦」長門vs大和
雪風と矢矧天一号作戦の艦隊。大和の周りを守った艦駆逐艦雪風の解説

1/700なら、タミヤのウォーターラインに信濃があり、大和の隣に、同じ設計から生まれた空母を置ける。フジミの波シリーズにも武蔵と信濃があるので、海面ベースごと大和型の3隻をそろえることもできる。

帝国海軍の艦をどれから作るか迷ったら、帝国海軍の最強艦ランキングを眺めて、気になった艦から手を伸ばすのもいい。

1/10の大和を見に行く:大和ミュージアムの模型も「直された」

大和の模型でいちばん大きく、いちばん有名なのは、広島県呉市の大和ミュージアムにある1/10の大和だろう。全長は26.3mある。

その大和ミュージアムが、約1年2か月の改修を終えて2026年4月23日に再オープンした。このとき1/10の大和も、海底の大和を調べた近年の潜水調査の結果をもとに、細かいところが直されている。艦首の菊の紋章は、それまで1.5m相当とされていたが、実際は約1mだったという調査結果に合わせて付け替えられた。機銃の取り付けの高さも、新しい考証に合わせて変えられている。

私はこの話がとても好きだ。あれほど有名な模型でも、新しい事実がわかれば直される。大和の考証は、いまも動いているということだ。1998年のキットと2015年のキットで細部が違うのは当たり前で、どちらが正しいかに神経質になりすぎなくていい。自分の作る大和は、自分が調べた範囲でいちばん納得のいく大和であればいい。

1/700を作り終えたら、一度は呉で1/10を見上げてみてほしい。手元の37cmの大和が、まったく違って見えてくるはずだ。呉の海上自衛隊のいまの姿は呉の多機能複合防衛拠点で書いた。

番外編:大和はもっと自由に作れる

ここまで正統派のキットを比べてきたが、大和のプラモには変わり種も多い。

1つ目は、フジミのちび丸艦隊の大和だ。縮尺を気にせず、丸っこくデフォルメした大和で、色分けされた部品を組み立てていく。子どもと一緒に作る最初の1隻や、机の上に置くお守りのような大和にちょうどいい。

2つ目は、1/250の大和だ。2017年にアシェットが創刊した週刊の分冊百科で、毎号の部品を組んでいくと全長1052mmの金属の大和ができあがる。天一号作戦のときの艤装で、スマートフォンのアプリから主砲を動かし、砲声まで鳴らせる仕掛けだった。創刊からだいぶたつので、これから始めるなら、まず販売の状況を確かめたい。

3つ目は、ハセガワが2026年3月に出した1/350の「異世界戦艦『大和』昭和40年1965」だ。1945年に沈まなかった大和が、1960年代の装備を積んでいたら、という架空の姿で、ミサイルの発射機やレーダーを載せ、艦載機はヘリコプターになっている。史実派からすれば邪道かもしれない。けれど、大和が好きな人ほど、一度は箱を開けてみたくなるキットだと思う。

買う前のチェックリスト

  • 縮尺:飾る場所の長さを測ったか。1/700で約38cm、1/450で約59cm、1/350で約75cm
  • 年代:竣工時、1944年(捷一号作戦)、1945年(天一号作戦)のどれが欲しいか。箱の副題に書いてある
  • 作り方:塗らずに作るか、塗って作るか。接着剤は要るか
  • 飾り方:海の上の姿(ウォーターライン)か、艦底まで(フルハル)か、海面ベースか
  • 並べる相手:武蔵、信濃、長門、天一号作戦の僚艦とそろえたいか。そろえるならシリーズと縮尺を合わせる
  • 道具:ニッパーとピンセット。塗るならXF-75とXF-78

よくある質問

大和と武蔵、最初に作るならどっち?

大和をすすめる。キットの種類も、資料も、作例も多いので、わからないところが出てきたときに調べやすい。武蔵は2隻目にして、大和と並べて違いを楽しむのがいちばん面白い。

ウォーターラインとフルハルは何が違う?

ウォーターラインは喫水線から上だけを作る方式で、底が平らなので、海の上に浮かぶ情景として飾れる。フルハルは艦底まで作る方式で、台座に載せて船体の形全体を見せる。艦NEXTとタミヤの1/350は、どちらの形でも組める。

1/700の機銃が細かすぎて不安

最初はキットの部品だけで作ればいい。艦NEXTならシールで細部の色が入るので、塗らなくても十分それらしくなる。先の曲がったピンセットがあれば、細かい部品も思ったより扱える。手すりや細かい金属の部品で作り込むのは、1隻作ってからで遅くない。

作るのにどれくらいかかる?

人によって大きく違うが、私の目安では、艦NEXTなら休日の1日か2日、塗って仕上げるタミヤの1/700なら数日、1/350は数週間から月単位で考えておくといい。1/350は、一気に作ろうとせず、艦橋、主砲、船体と区切って進めると続けやすい。

大和と、いまの防衛産業はつながっている?

つながっている。武蔵を造った三菱の長崎造船所は、いまも海上自衛隊の護衛艦を造っている。三菱重工の事業と株価の見方は三菱重工(7011)の分析で書いた。大和と「砲の名門」の関係は日本製鋼所の防衛事業で整理している。

まとめ

  • 初めてならフジミ1/700の艦NEXT大和。色分け済みで接着剤も要らず、2015年の新しい設計
  • 縮尺で完成サイズが大きく変わる。1/700は約37.5cm、1/450は約58.5cm、1/350は約75cm。1/350は置き場所から決める
  • 大和は「いつの姿か」で甲板の景色が違う。迷ったら1945年4月の天一号作戦の姿でいい
  • 塗って作る、艦隊で並べるならタミヤのウォーターライン。中間がほしいならハセガワの1/450、作り込むならタミヤの1/350
  • 箱の副題で年代を、箱の側面で金型の年を確かめる。同じ大和でも中身が違う

大和のプラモのいいところは、同じ艦を何度でも作れることだと思う。1/700で1隻作ったら、次は年代を変えてもいいし、縮尺を上げてもいい。竣工時と1945年の大和を並べたとき、あるいは37cmの大和の隣に75cmの大和を置いたとき、同じ艦がまるで違う顔を見せてくれる。その違いを自分の手で作り出せるのが、大和という艦の、模型としての懐の深さだ。

組み立ての長い時間のお供に。

参考資料

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この記事を書いた人

軍研ノート編集部のアバター 軍研ノート編集部 自衛隊・兵器 / 戦史 / サバゲー

自衛隊で6年間勤務した編集長を中心に、自衛隊時代の仲間やサバゲーを通じた知人と記事を制作。経験と公開資料をもとに、装備の仕組みや歴史、その背景にある人々の工夫を掘り下げています。「かっこいい」から、その先の理解へ。編集長のプロフィール → 運営・編集方針

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